『Blood School』リメイク版について
『Blood School』は株式会社Luminous Artworksの前身であるサークル、スタジオルミナスが2013年に制作したホラーゲームです。2D型の廃校舎探索ADVからシステムを一新し、フルボイス対応のノベルゲーム形式で13年ぶりの脱出劇を繰り広げます。キャラクターの特性の活用やプレイヤー自身による調査などの新たな要素で、隠された過去と対峙していきます。

ストーリー
高校2年生の夏休み。主人公・広瀬京子たちは「受験前の最後の思い出作り」の一環として、立ち入り禁止の旧校舎へと肝試しに訪れる。だがそこはかつて、2度に渡る凄惨な事件によって生徒が命を落とした地だった。
封印を解いてしまった京子たちを襲う、怨霊の正体とは。
分断された彼らに迫る、精神を蝕む死の恐怖。
過去の中にある真実とは一体何なのか。
友好的な幽霊の助言を頼りに再会、そして脱出を目指す京子たちは、1人も欠けずに生き延びることができるのか。
それとも、3度目の犠牲者となってしまうのか。
過去の因縁に、絆で抗え。
キャラクター紹介/セリフ等
広瀬 京子 (Kyoko Hirose)

本作の主人公。明るく前向きで、グループのムードメーカー的存在。 どんな絶望本作の主人公。前向きで礼儀正しく、グループの顔のような存在。好物は肉類で、特に焼肉に目がない。弟の達也を可愛がっている。たまにブレーキが外れる。
セリフ
- 「この夏休み中に行きましょう、私たちだけの修学旅行に!」
- 「はぁ……焼き肉をおなかいっぱい食べました。これからも週8くらいで行きたいです」
- 「私たちは……みんな揃ってここから脱出するんです。一人でも欠けたら嫌ですよ……!」
キャラクターポイント
日常でのおしとやかな明るさと、廃校舎での悲壮なヒロイン感のギャップが重要です。特に、愛していた存在がいなくなった時の感情の「脆さ」を表現できる方を求めています。
一之谷 響也 (Kyoya Ichinotani)
京子の幼なじみ17年目。つまり産まれた病院も一緒。常に冷静であろうとしており、突っ走りがちな京子をブレーキ役として支える。温厚で感情を強く表に出すことは少ないが、それは責任感の裏返し。

セリフ
- 「この前、隣町の水間(みなま)ってところまで行ってきてな。その土産物だ。使ってくれると嬉しいよ」
- 「なんだ、やけにテンション高めだな。そんな目を輝かせている京子なんて、17年間幼なじみやってても、焼き肉屋行った時くらいしか見たことなかったよ」
- 「……悪いな、俺たちの身体をくれてやることはできない。大人しく成仏してくれ」
キャラクターポイント
クールな雰囲気ですが、常に落ち着いていることで幼なじみの京子や仲間たちを守ろうとしているだけです。意識した穏やかさ、とでもいうべきでしょうか。なので場面によっては「京子たちを守る」という強い意志を、抑えたトーンの中に滲ませる必要があります。
水谷 恵(Mizutani Kei)

京子と響也の、中学生の頃からの幼なじみ。本人の性別、自認共にも男であるが、可愛らしいものが好きで女の子の格好をしていることが多い。元気な小犬系。
セリフ
- 「あー、楓は生き物が大好きだもんねぇ。なんか昔より過激になってる気はするけど」
- 「この前メイドカフェの面接に行ったけど、駄目だったよ。何が悪かったのかなぁ。やっぱり性別かなぁ」
- 「きょ、京子もたっくんもボクの後ろに……! ボクが守るんだ……!」
キャラクターポイント
男でもなく女でもなく、女寄りの中性的という部分が重要です。声変わりもしていません。
三上 楓(Mikami Kaede)
おっとりしていて、常に間延びした感じで話す少女。動物が大好きで、知識も相当なもの。恵のことが好き。小動物を愛でる時と同じように。

セリフ
- 「あらぁ、可愛いワンちゃんですねぇ。うちで飼っちゃいましょうかぁ」
- 「ウサギちゃんの気持ちが知りたくてぇ、半日くらい一緒にナマのニンジンをポリポリかじってお友達になったことがありましてぇ」
- 「うーん。こんな大きい穴は渡れませんねぇ。なにか橋になるようなものがあればいいんですけどもぉ」
キャラクターポイント
癒し系と言うより、ゆるふわ系の感じの口調。春のぽかぽか陽気の中で、ぽやー、と居眠りをしてしまった時のイメージ。
東 海斗(Azuma Kaito)

ただの不良、のように見せかけて、見た目通りの不良。頭も悪い筋肉馬鹿であるが、お約束通り情には厚い。俊とは犬猿の仲らしいが、ここぞという時には抜群のコンビネーションを発揮する。楓のことが好きだが好意には全く気付いてもらえていない。
セリフ
- 「よぉ、悪りぃ悪りぃ。待たせたか? いやよ、繁華街を歩いてたらよ、コイツが通りすがりの不良に『靴音が俺を馬鹿にしている』とかなんとか絡まれてよ」
- 「んだよ、イチゴオレなんてガキの飲みモンだろ。男は黙ってコーラ……なんだって? 三上もイチゴオレが好き? 毎日飲んでる? お、おう、もちろん俺も好きだぜ! 時代はイチゴオレだよな、ナハハハハ!! コーラなんてつまらねぇモンを飲むのは、がり勉のメガネヤローくらいだよな!!」
- 「早く行けよ! 俺の力の強さ、知ってるだろ? こんな奴なんてイチコロだぜ。……後から絶対に、追い付くからよ」
キャラクターポイント
熱いヤンキーです。殴り合いをして、夕焼けの河川敷でお互いの健闘を称えあうような。でも京子たちという仲間は大切にします。そして楓に対してはデレデレになります。
森田 俊(Morita Syun)

知的で秀才な勉強家。とても頭が良いが、荒事は苦手。海斗とは竜虎のごとくお互いに相手の方が頭が悪いと思っているが、緊急時には互いに背を預けあう名コンビとなる。
セリフ
- 「話は京子たちから聞いた。僕は森田俊。それ以上に大した自己紹介もないが、どうぞよろしく」
- 「そしてこちらの頭が悪そうに見える不良みたいな奴……いや実際に頭が悪くて不良なんだが、東海斗という。仲良くしてやってくれ」
- 「……落ち着け。情報を整理しろ。僕の得意分野だろう。……この部屋の謎を解き明かすくらい、訳ないことだ」
キャラクターポイント
クール系の秀才系眼鏡です。知的なキャラなので淡々とツッコミをこなしていきます。少し毒舌な一面も。
広瀬 達也(Hirose Tatsuya)
小学5年生で、京子の弟。人見知りしやすく、引っ込み思案な性格。京子と響也にはもちろん、恵とも顔見知り。実は重度のシスコン。今回は偶然廃校舎探索に同行することとなる。

セリフ
- 「お化けってどんな見た目してるのかな? やっぱり白いぬのみたいで、ひゅーどろどろ、ってかんじかな? おねえちゃんどう思う?」
- 「うん。ぼく頑張って、いつかおねえちゃんの財布になるよ!」
- 「このスキマ……ボクなら通れる、かも……? こわいけど、京子おねえちゃんのためならがんばってみる……!」
キャラクターポイント
基本的には幼い少年ですが、コミカルなパートではシスコンっぷりが加速します。そのメリハリが大事です。
篠田 桃子(Shinoda Momoko)

京子たちの幼なじみの1人。口数が少なく、無表情に淡々と話す。だがそれは仲間思いの裏返しであると京子たちにはしっかりと伝わっている。
セリフ
- 「だから、今のうちにたくさん遊びたい。みんなとの思い出を作っておきたい。そう思った」
- 「……ブラコンがブランコに乗っている……!」
- 「……この場所は危険。私たちは離れ離れになるべきではない」
- 「うむ、いい出来だ。流石わたしが見込んだだけの事はあるな」
- 「とにかく、この場所から脱出するのが先決だ……!」
- 「さぁ行こう。わたしたちの初仕事だ!」
キャラクターポイント
低めの声で淡々とした演技がほしいです。ただ作品後半では諸事情により口調が変わる(女博士系と言うより、落ち着いた快活気味)シーンが続くため、そこでは凛としたキャラクターの演技が必要です。
小野坂 史子(Onosaka Fumiko)
廃校舎の女子トイレに住み着く幽霊。しかしながら悪霊ではなく、ゲームがしたいという想いをきっかけに地縛霊となった存在。恵たちが取り残されたフロアにて、彼から事情を聞き、穏やかなゲーム廃人ライフのために協力する形となる。

セリフ
- 「あのね、私の名前は花子じゃないの。小野坂史子。怖がっても崇めても信仰しても何してもいいけど、私の名前はちゃんと呼んでほしいなぁって。じゃないと……呪っちゃうよ?」
- 「ふふん。故人の感想でーす」
- 「はー。少し前からネット回線繋がらないんだよねぇ。さっきからアホンダラが暴れてるせいかなぁ。君たち、どうにかしてきてくれない?」
キャラクターポイント
コミカルテイストが非常に強いキャラクターです。ただし、死者であり長く世界にいる存在なので、どこか達観しているような性質も併せ持ちます。
琴原 皐月(Kotohara Satsuki)

7年前の生徒。オカルト部所属。スポーツ万能で活発な、明るい少女。
セリフ
- 「やっほー。頼まれたもの、手分けして買ってきたよー。懐中電灯に、工具に……それと念のためにお菓子も!」
- 「ふふん、これでもスポーツ特待生! この程度ヨユーヨユー!」
- 「うーん。この感じだとしばらく体育は見学かなぁ……」
キャラクターポイント
低めのやっほー、と言いながら誰にでも声をかけるようなスポーツ少女です。明るく、元気よく、大声で。
その他キャラクターも募集!情報は随時更新
原作紹介
Blood Schoolのオリジナル版をプレイしていただくことで、作品の予習ができます。





















